137.白鳥 サン・サーンス 自由が丘大人の音楽教室(自由が丘のフルート教室)フルート講師・佐藤結香の演奏でお楽しみください

137.白鳥 サン・サーンス 自由が丘大人の音楽教室(自由が丘のフルート教室)フルート講師・佐藤結香の演奏でお楽しみください

 

「白鳥」は、フランスを代表する作曲家サン・サーンスが1886年に作曲した、全14曲からなる組曲「動物の謝肉祭」のなかの1曲。

 

「動物の謝肉祭」は、ライオンや象などおなじみの動物が描写されています。

ライオンの雄叫びは弦楽器の低音、飛び跳ねるカンガルーはリズミカルなピアノ、かっこうの鳴き声はクラリネット。

「動物の謝肉祭」の副題を直訳すると「動物学の大幻想曲」。

サン・サーンスの動物に対する鋭い観察眼が発揮された曲なのです。

 

この曲が作曲された頃、人々は今の私たちと同じように動物園を楽しんでいました。世界中を旅したサン・サーンスも、いろいろな場所で動物園を訪れ、アメリカの動物園の印象から、「狭苦しい所に閉じ込めずに、もうちょっと工夫したら」と苦言を呈しています。

 

動物たちに優しいまなざしを向けていたサン・サーンスが作曲したのが13種類の動物が登場する「動物の謝肉祭」です。

にぎやかな動物たちの後、最後に登場するのが「白鳥」。多くの人に愛され、組曲の中でも一番の人気を誇る曲なのです。(NHK らららクラシックHPより)